【5m × 3m 巨大なタタラ】
数年前、ある工房へ作家さんがいらして陶壁を制作されるということで、
見学に行きました。
作家さんが到着される前、すでにその工房には巨大な「タタラ」が、
床一面に横たわっていました。
その大きさと言ったら5m×3mの1.1倍サイズ。
どうやって、こんな大きな「タタラ」を作られるんですか?
とスタッフの方に聞くと、ニコニコされるのみ・・・(企業秘密ってことでしょうか?)
そばに、50cm×1m弱位の「タタラ」が、数枚置いてありましたが、
どうもこの「タタラ」を並べてつないで一枚にするみたい。(どうやってつなぐの?)
それにしても、綺麗に平らになった巨大な「タタラ」は壮大です。
しかし、この「タタラ」も昨日準備されたみたいで、
すでに隅の方からキレが走りだしている。
キレも半端じゃない・・50cm位のものが、ピリピリと隅から中央に向かって
いくつか走っている。
スタッフの一人が箒の柄のような棒で、
そのキレをグイグイ押しつぶし、粘土を詰めて又、平らにして直してみえた。
一つ、一つの作業が大きいな〜
作家さんが到着され、スタッフの方が指示にしたがって
粘土の塊をバシバシ「タタラ」に投げつけ積み上げ、形が出来上がっていく・・・
そのスケールといったら、
いつも作業台でちまちま制作している人間には、別世界のよう。
スタッフの方たちは、体中の力をつかって粘土の塊を投げつけている。
高い位置から、作家さんは全体を眺め指示をだし、作品はどんどんできていく。
でも、寒い。
・・・空気が乾燥するから暖房は、入れないのかな?
部屋の隅には大きなエアコンあるけど・・
しばらくして、残念な事に、帰らなくてはいけない事に。(えー?)
「まだ、見ていたいですっ」と言えない弱い立場のアタクシ・・・
泣く泣く帰ってまいりました。
でも、それまでのスタッフの方の話によれば、
明日にはもう大きな「タタラ」は切り分けられるそうです。
大体の形が出来たら早く切らないと、どんどんキレが入ってしまう。
施釉も、床に並べたままの生地に、バケツから釉薬をひしゃくですくって掛けたり、
スプレーで吹きかけたりするそうです。
(床においたままで!)
大きな、大きな成形を見学させてもらい、
その日の夜は何か興奮して眠れませんでした。
こんな陶芸もあるんですね。
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